私たちの取り組み
私たちの使命
当社は設立以来、薬というツールを通して地域医療の向上に寄与することを使命に掲げ、同時に薬局という臨床の場を通して、薬学教育や研究の振興にも力を入れてきました。
設立当初は薬局内での調剤業務が主でしたが、現在は地域へと活動の場を広げています。調剤では、当社独自のシステムを開発し、正確・迅速であることはもとより、患者さん一人ひとりに最適なお薬をお渡しすることを大切にしています。
病気を治すことが最終目的ではなく、患者さんの生活改善を目指す。そのためには、地域へ薬剤師が足を運び、生活者の視点を持つことや患者さんのくらしを知ることが大切です。地域の中で出会う様々な方々と連携し、地域医療の発展に寄与できる薬剤師を一人でも多く育てていくために、日頃から薬科大学や薬剤師会と共同で薬学生・薬剤師教育にも力を注いでいます。
今後も、地域医療に貢献し続けられるよう日々業務に取り組んでいきます。
01 - 調剤業務 -
調剤業務
調剤業務において、私たちが特に力を注いでいるのは、処方箋の監査と患者さんへの服薬指導です。患者さんと向き合う時間をより多く持つためには、業務の効率化が不可欠。
一方で、患者さんの適切な薬が処方されているかしっかり監査し、正確に薬を調剤することも重要です。そこで、調剤支援システムには様々な監査システムを導入し、患者さんの疾患や臨床検査値を踏まえた最適な薬が調剤できるようにサポートしています。
また、待ち時間を可視化する調剤状況モニタリングシステムや調剤搬送コンベアを導入し、調剤業務の効率化を図っています。正確・迅速・丁寧に、患者さん一人ひとりに寄り添った対応を行うための体制を整えています。
02 - 地域医療への貢献 -
在宅医療の取り組み
高齢化による在宅医療のニーズが高まり、薬剤師が患者さんのご自宅へ訪問し、服薬指導を行う機会も増えています。
全国でも数少ない注射薬の混合ができる「無菌調剤室（クリーンルーム）」を持ち、高カロリー輸液の調製や、がん終末期の麻薬注射薬の調剤が可能。これまで在宅医療が困難だった患者さんへも医療を提供することができます。
また、他の薬局から在宅医療に関する相談を受けることも多く、コンサルティングやアドバイスを行っています。
市民健康講座
八王子薬剤センターでは、定期的に市民へ向けた健康講座を開催しています。八王子薬剤センター薬局では地元自治会と共催で健康講座とお薬相談会を月に1回以上実施しています。
八王子薬剤センター駅前薬局でも、NPO法人「ニューイング」主催で月に1回市民健康講座を開催。前後半の二部制となっており、前半に駅前薬局の薬剤師が薬について毎回違うテーマでお話し、後半は健康体操講師の先生による体力維持の体操やヨガなどを実施しています。詳細はNPO法人ニューイングのホームページからご確認いただけます。参加費はどちらも無料ですので、皆さま奮ってご参加ください。
NPO法人 ニューイング
患者さん向け情報誌
〜わたしの健康とくすり〜
患者さん向けに病気や薬について分かりやすく解説した情報誌（A5サイズ4ページ）を毎月発行しています。病気や薬、医療の最新トピックスを、患者さんに分かりやすく伝えるメディアとして、1996年1月から20年以上にわたって継続的に情報発信を続けています。
わたしの健康とくすり
03 - 薬学生教育 -
薬学生教育
八王子薬剤センター薬局では、薬学部の実務実習生を積極的に受け入れています。指導薬剤師1名につき2名の学生を受け入れることができるため、本局では12名/期の学生を受け入れています。
11週間にわたる実務実習を3回実施し、年間で36名の学生に実務実習の機会を提供。次代を担う薬剤師の育成に力を入れています。学生の指導には若手社員を積極的に抜擢し、学生教育を通して、社員のスキルアップにも繋げています。
04 - 薬剤師教育 -
薬剤師教育
八王子薬剤センターでは、(一社)八王子薬剤師会と共同して月1回のペースで勉強会を開催しています。（財）日本薬剤師研修センター認定講習会となっており、近隣の医療機関の医師から疾患や薬物治療などについてご講演いただいたり、製薬企業の方にお越しいただいたりしています。詳しくは勉強会のお知らせページをご覧ください。
勉強会のお知らせ
05 - システム開発・販売 -
写真付/服薬指導CD-ROM
(株式会社じほうより販売中)
患者さんへ分かりやすく医薬品情報を提供するため、「写真付 / 服薬指導CD-ROM」を発行しています。1997年9月に初版を発行して以来、毎年2回のデータ更新を行い、2000年3月からはユーザーのコンピュータシステムと連動する「連動型薬剤情報印刷システム（年4回更新）」を発行し、多くの医療機関で利用されています。
写真付/服薬指導CD-ROM
統合型調剤支援システムの開発
八王子薬剤センターでは、薬局業務を支援するアイテムの自社開発を積極的に行っています。レセプトコンピュータから電子薬歴までを一貫して管理できる「調剤統合支援システム」は現場が必要とする機能を現場が使いやすいように追加していくことが可能です。また、局内のどこでも利用可能な服薬指導支援ツール「kk-navi」をはじめ、服薬指導時に有用な情報を提供する機能など、現場の薬剤師が望む環境の実現に力を入れています。
